事業所名:〇〇教室

作成日: 2025年9月18日

送迎実施の有無: 送迎なし

事業所理念

運動あそびを通してこどもたちの「発達・成長」をサポートします。
こどもたち一人ひとりの「自立」に向けた支援を行います。
こどもたちも職員も共に「成長」できる居場所を目指します。

支援方針

  • 「やってみたい」という意欲を育み、自信につなげます。
  • 自分で考え、主体的に行動する力を伸ばします。
  • 運動を通じて楽しみながら心身の発達を支えます。

私たちは、こども一人ひとりが自分らしく成長できることを大切にしています。運動療育を中心に、「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」の5領域から総合的にアプローチし、個別の目標達成を支援します。

多様な子どもたちが安心して活動に取り組み、運動を好きになれることを願って、この支援プログラムを実践しています。

本人支援

01健康・生活

安心・安全に過ごせる居場所の提供

障害のある子どもたちが学校外でも安心して過ごせる居場所を提供します。放課後の時間を安全に過ごしながら、心身の安定を図り、生活リズムを整えることで、健やかな成長を支えます。

健康的な生活習慣の確立

学校生活や社会生活に必要な生活リズムやセルフケア(清潔習慣・持ち物管理・時間を意識した行動)を支援します。日々の健康チェックを通じて、安心して活動できる基盤を整えます。

社会生活に向けた自立支援

集団活動や個別課題、地域での買い物体験や公共交通機関の利用などを通じて、実生活に即したスキルを育てます。学校外での多様な経験を重ねることで「できること」を増やし、日常生活の充実と将来の自立につなげます。

02運動・感覚

安心して挑戦できる居場所での運動

放課後の居場所として安心できる環境の中で、柳沢運動プログラムを通して、鉄棒・跳び箱・ボール運動など年齢に応じた運動課題に取り組みます。

感覚統合を意識した支援

バランスボードやトランポリンでの全身運動、ボールキャッチやジャンプ動作などの活動を通じて、感覚の過敏さや不器用さを和らげ、感覚と動きの調和を促します。これにより、学校生活や日常生活における姿勢保持や集中力が安定しやすくなります。

成功体験の積み重ねと学習への波及効果

スモールステップで「できた!」を積み重ねることで自信を高め、挑戦する気持ちが育ちます。また、運動で培われた体幹・筋力・感覚の調整力は、書字姿勢の改善や衝動のコントロール、授業への集中力にもつながります。

<運動で身に付ける3つの力の効果>

  • ジャンプする力

    体幹が安定し、正しい姿勢を保つ力が高まります。➡︎その結果、「授業中に椅子に座る」「集中して本を読む」など、学習場面での持続力につながります。

  • 支える力

    バランスをとる経験から身体の安定性や巧緻性が育ちます。➡︎その結果、「ノートに書く」「はさみを使う」といった学習や生活動作がより正確にできるようになり、学校生活の充実につながります。

  • ぶら下がる力

    揺れや逆さまの体験により空間認知力や感覚の整理が進みます。➡︎その結果、「体育の集団運動」「遊びのルール理解」などに前向きに取り組むことができ、集団活動や社会生活に必要な自信と意欲を高めます。

03認知・行動

学習につながる認知の力

運動課題を通して、数の認知・空間認知・左右の理解を強化します。これにより「書字姿勢が安定する」「ノートのマスに沿って書ける」といった学習場面での力に直結します。

同時処理や見通しを持つ力の向上

「ボールを投げながら数を数える」「音に合わせてジャンプする」などの活動は、複数の課題を同時に処理する力を養います。これにより学校生活で必要な「先生の指示を聞きながらノートをとる」などの実行機能が高まります。

状況に応じて行動を調整する力

ルールのある運動あそびを通じて、衝動を抑えたり、順序立てて行動したりする力が育ちます。これらは前頭前野の働きを活性化させ、学習や日常生活の中での「考えて行動する力」へとつながります。

04言語・コミュニケーション

語彙や表現の幅を広げる

絵本やテーマ学習を通じて、ことばを理解・表現する力を育てます。

相手を意識したコミュニケーション

ディスカッションやロールプレイを取り入れ、相手の話を聞き、自分の意見を伝える練習を行います。

運動から学習への切り替えを支える時間

柳沢運動プログラムで体を動かした後に、静かな活動としてフラッシュカードや読み聞かせを行います。動から静への切り替えは自己コントロール力を高めるとともに、言語理解や語彙の習得に効果があります。運動後に落ち着いた環境で言語活動に取り組むことで、学習や集団生活に必要な集中力や聞く力を育てます。

05人間関係・社会性

仲間との協力や思いやりを育てる

チーム対抗の運動あそびや役割分担のある活動を通して、他者の立場を理解し、協力する力を養います。異年齢の仲間と関わることで、複数の視点を持つことも学びます。

ルールを理解し行動を調整する力

勝ち負けのあるあそびやルールの複雑なゲームを取り入れ、「悔しい気持ちを抑える」「相手を尊重する」など、社会生活に必要な行動調整力を身につけます。

集団生活や社会参加につながる力

集団活動に段階的に参加できるよう支援し、学校や地域の活動でも安心して関われるようにします。感情コントロールや実行機能の強化を通じて、社会生活に必要な協調性を育てます。

家族支援

・学校生活や家庭生活での困りごとに関する相談援助を行い、保護者の安心につなげます。
・学習や友人関係など、成長に応じた発達課題を踏まえて支援方法や関わり方を助言します。
・思春期に入る時期の子育てに伴う悩みに寄り添い、心理的カウンセリングや情報提供を行います。
・保護者同士の交流や支え合いの機会をつくり、家庭外にも相談できる関係性を築きます。
・将来を見据えた進路や生活設計に関する情報提供を行い、家族の見通しを持てるよう支援します。
・きょうだいへの配慮や、家族全体が安心して過ごせる環境づくりを目指します。

移行支援

・小学校から中学校、中学校から高校・特別支援学校など、進級・進学を見据えた支援を行います。
・学校や関係機関と情報を共有し、学習や生活に必要な支援方針を調整します。
・将来の進路(高等教育・就労)を見据え、本人や家族と一緒に相談・計画を進めます。
・地域での交流や体験活動を通じて、社会生活への自立や地域参加の準備を支援します。
・家族に対しては進路や生活設計に関する相談援助を行い、将来への見通しを持てるようサポートします。

地域支援・地域連携

・学校や放課後児童クラブと連携し、学習や生活場面での支援方法や環境調整を共有します。
・特別支援学級・通級指導教室と協力し、教育と療育の一貫性を確保します。
・医療機関、発達障害者支援センター、地域生活支援拠点等と連携し、生活支援や進級・進路準備につなげます。
・必要に応じて児童相談所やこども家庭センターと情報共有し、子どもの安心・安全を守ります。

職員の質の向上

支援に関わる人材の知識・技術を高めるため以下の取り組みを行います。
・学齢期の発達課題や学習支援に関する研修に参加し、学校生活を支える専門性を高めます。
・思春期における心身の変化や行動特性への理解を深め、安心して過ごせる居場所づくりに活かします。
・将来の進路や社会参加を見据えた支援に関する研修に参加し、本人や家族への相談援助に役立てます。
・フランチャイズ本部が実施する療育・運動プログラム研修に参加し、発達段階に応じた支援の実践力を高めます。
・事業所内の勉強会や外部研修の報告を共有し、チームとして支援力を高めます。
・職員の自己研鑽を支えるため、発達支援・教育・福祉関連の図書を事業所に整備し、日常的に学び続ける環境をつくります。
・強度行動障害支援者養成研修や中核的人材養成研修を受講し、困難な支援場面や将来的なリーダー人材の育成につなげます。

主な行事等

年間を通して、季節に応じた行事を行っています。
4月:進級式
5月:こどもの日、母の日
6月:父の日
7月:七夕、プール開き
8月:夏祭り
9月:敬老の日
10月:運動会、ハロウィン、おいもほり
11月:七五三、作品展
12月:クリスマス会
1月:お餅つき、お正月お楽しみ会
2月:豆まき(節分)、生活発表会
3月:ひなまつり、お別れ会(卒業式)
年間を通じて:誕生日会